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上村さん

きっかけは何でもいいから、
ここに来ようと思ってもらえるものを 上村さん

63歳の時に北川村にUターンしてゆずを始めた。
民生委員として近所の方と関わる傍ら、集落を元気づける活動を様々行っている。その1つとしてかかしづくりを行い、メディアを通して知った方が島地区を訪れるようになっている。

Uターンのきっかけ

戻ってきたのは、親父が年を取ってきたことと、「定年退職後家ですることもないのでそれなら家に帰ろう」と思ったことがきっかけでした。家に帰ってきたいと思ったのは、生まれ育った所に帰りたいという思いからでした。みんな少なからず、帰りたいという思いや老後をどこで過ごそうかという考えを持っていると思いますが、配偶者や家族がいれば自分ひとりの思いだけでは決められません。その点では妻も佐川町出身ということもあり、田舎の北川村に住むことにも抵抗なく了承してくれたので良かったです。

戻ってきてからの暮らし

戻ってきてからの暮らし

北川村に戻ってくるまでは仕事が休みの時に、親父が作りよったゆずの収穫だけを手伝っていたので、63歳で帰ってきてから4年ぐらい親父と一緒にゆずをやって、剪定や消毒を覚えました。
帰ってきてから、昔は人がたくさんいた島の集落から人が減り、年寄りばかりでなんとなく暗くて寂しい感じがして何か明るくなることはないかな、と考えていました。インターネットで調べているとあちこちでかかしが取り上げられているのを見つけ、かかしなら自分一人でも作れるかなと思い、最初に2つ作って外に置いてみました。そしたら、足を止めて見てくれる人や「この前かかし見た人が驚きよったで!」と反応があったので、少しずつ増やしていきました(夜中は怖がられるため、夕方には倉庫に連れて帰るそうです)。そこにたまたま通りかかった新聞記者さんの取材を受け、それを読んだ他社やテレビ局が次々と来るようになり、全国から人が見に来てくれるようになりました。見に来てくれた人からは、他の集落の取り組み等を教えてもらったり、中にはかかしを習いに来る方もいたり、バスツアーの方々からうちの家で焼いたピザのお礼に歌をプレゼントされたこともあります(笑)。
役場からも体験教室をしてほしいとの申し出もあり、村民さんからの紹介で村の子どもたちもかかし作りに来ていました。出来たかかしを嬉しそうに抱いて走り回る子どももいたし、持って帰れない子には一緒に写真を撮ってあげて、かかしはここ(上村さんの倉庫)に置いちゅう。大きくなったらもう覚えてないかもしれんけど、島に来たときにかかしを見て思い出してくれたり、島という地区でかかしを作ったことを覚えていてほしいなと思う。

大変なこと

大変なこと

やっぱり人がおらんところ。年寄りばっかりになってくると集落が余計に暗くなっているような気がするね。北部地区(島・二タ又・釈迦)では、少しでも明るくなるように集会所の周りにみんなで花を植えています。「花を植えるときは出てきてよ!」など声かけをしてみんなでお弁当を持ち寄って和気あいあいとやっています。年を取るとなかなかすっと(簡単に)は外に出なくなるきね。秋にはお月見をしてみんなで炭坑節を踊ったり(笑)、先日はチューリップの球根を300個植えたき、春には花が咲くと思います。はるか山奥の地域なので、桜や紅葉を見に来られた方に、憩いの場として少しでもPR出来たらいいなと思います。春は桜を見に来られた方を待ち構えて、ふきのとうの天ぷらとかお茶を振る舞って「よう来たねぇ」という感じでお接待もしたいねぇ。
きっかけは何でもいいから、ここに来ようと思ってもらえるものが必要で、かかしもそのきっかけの1つになったと思う。そんなことやってもいかんろう、じゃなくてとりあえずやってみることが大事。やってみたら悪かったところもわかるし、工夫したらもっと良くなるかもしれん。みんなでやればどんどんアイディアが出てくると思う。

移住者へのメッセージ
とにかく来てみて何かを体験してみると良いと思います。いきなり住んで失敗してもいけないから、四季折々来て体験してみること。そこで大丈夫だな、と思ったら住んでみたら良いと思います。北川村は本当に住みやすいです。そんなに寒くないし(笑)、犯罪も事故も無いし、災害も無い。昔から住む人ばかりやき、人となりもわかっているから安心出来ると思います。若い人にもおすすめやし、年がいってもおすすめします。
ゆずも若い人におすすめ。ほとんど手間もかからないし、価格も上がってきているし、高齢化でやめたい人も出てきているのでゆず園地を貸してくれる人もいるだろうし、村の補助も十分揃っているので、ゆずを始めるタイミングとして良いと思います。

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